こんにちは。着物着付け家庭教師の舞です。
今回は何故着物着付けの家庭教師をやろうと思ったのか
その経緯についてお話しようと思います。
私は幼い頃から着物に囲まれ日本の文化に興味のある子供だったかというと全く逆で
いわゆる帰国子女で中学校卒業まで海外の日本人学校で育ちました。
そのせいか分かりませんが
私は元々着物も含めて
日本文化というものに全く興味がありませんでした。
日本史や日本地理が苦手で
高校では世界史や世界地理を選び
「将来世界を飛び回って働きたい!」
「国際的なことを勉強したい!」
「日本文化…興味ない」
大学に入ってからもこんな調子で…
悪い意味で国際派を意識しちゃってました。苦笑
大学を休学して行ったアメリカでの日々が
私に着物に興味を持つきっかけを与えてくれました。
語学学校で出会った色んな国出身の友人たちは私に日本人を求めてきます。
「日本人なら日本のことを知っていて当然!」
とガンガン質問してきます。
でも…ほとんどの質問に答えられなかった。
そして
「日本人なら着物着られるんでしょ!?」
と、キラキラした目で聞かれたんです。
「…私日本人なのに着物着られない」
「着物は日本の伝統衣装なのに…!」
焦ったし
恥ずかしくなりました。
その時なんて答えたか正直覚えてませんが
うろたえていたのは確かです。
「浴衣はかろうじて着られるけど、着物は分かんない…」
「…国際交流をするってことは日本を伝えなきゃいけないのに…日本のこと全然知らないじゃん!私!」
そのことがきっかけで
「日本のこと答えられて当たり前」
「着物が着られて当たり前」
の日本人になろうと決心しました。
日本について勉強し
帰国後着付け教室に3年半通い通して
師範の資格を取り
自分の技術を現場で磨くために
フォトスタジオで着付け師として働き
七五三から振袖、成人袴、卒業袴、訪問着、留袖まで
とにかく毎日着付けまくり
幸い英語も話せたので海外からのお客様も着付けも担当しました。
着付け師の後は縁あって海外出張のある職に就き
海外でのパーティで着物を着て参加したり
知り合いの方を着付けたりもしました。
着付けの家庭教師になろうと思ったきっかけは
その頃に出会ったたくさんの人からの
「私も一人で着物を着られるようになりたいのよね。」
「着付けを習って着物でお出かけしたいなぁ。」
という思いや
「実家にある祖母から貰った着物がたくさんあるから、着付けを教えてほしい」
という要望でした。
ふと
「…みんななんで着付け教室に通うのを躊躇するんだろう…」
と立ち止まって考え
「あ、そうか!着付け教室に通う前の私が抱えていた不安と同じなんだ!」
と気付いたんです。
ただただ着物を着られるようになりたいだけなのに
・着付けを教えられる人が身近にいない
・着付け教室に毎週決まった曜日と時間に
決まった回数わざわざ足を運ばなければ着付けを習えない
・着付け教室で高い着物を売りつけられるという噂があるから怖い…
「そんな不安を抱えた着付けを習いたい人たちが
気軽に着物を習える環境を提供したい!」
と強く思ったのがきっかけで
・都合のいい日時に
・自宅で
・回数関係なく
・誰とでも一緒に着付けが習える
教室を持たない着付けの家庭教師を始めました。
着付けができる日本人が増えることで
着物でお出かけする人が増えて
日本がさらに魅力的な国になったらいいなぁ…
なんて夢見ています。笑
着物デビューして浅草や鎌倉、京都などお出かけできたら素敵ですね(*^^*)
ご興味のある方や着物や小物に関してのご質問がある方
いつでもお気軽にご連絡お待ちしております(*^^*)
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